三雲修に注目しながら観る! その6「『コソ練した?』で済まされる」

三雲修に注目しながら観る! その6「『コソ練した?』で済まされる」

ワールドトリガーで一番好きな流れ。

新しい技を身に着けたからといって、それが活かされるとは限らない。
よくよく考えてみれば分かる。
訓練したことがいきなり実戦で発揮できるなんて期待することのほうがおかしいってことは。

 

※注意こちらは『ワールドトリガー』の感想記事です。『持たざるメガネ』こと三雲修を中心とした内容になっています。それでもよければどうぞよろしく。

 

ソロでも点を取れるように訓練するも「コソ練した?」で済まされる

時系列は『二宮隊』『東隊』『影浦隊』とのB級ランク戦。
初めての四つ巴でした。

遊真以外、点が取れない

菊地原との会話でもありましたが、遊真以外が点を取れないというのは痛い。そう思っていた時期が修にもありました。

しかし一朝一夕で強くならないのがワールドトリガーの良いところ。戦闘力=強さという世界観ではないのですが、それを加味しても強くなるのは本当に難しい。
誰しも、そんな急に強くなったりはしません。

ただし一朝一夕で無ければ強くもなれる。
実際修はかなり強くなっていたはずです。
トリオン量はあんまり変わってないと思うけど、戦い方の幅が広がっていた。

ただいわゆる修行パートの直後に敗北というのは展開的にめずらしいでしょうね。

「うまくなってるねメガネくん。コソ練した?」

by犬飼澄晴

単独で強くなるための壁。

ランク戦までは、ソロで戦うための訓練シーンに尺を使っていました。
先輩や、先輩の先輩などの協力を得て展開していて、その時点で漫画の修行パートとしても少しめずらしい、いろいろな人から物を教わるという流れでした。普通は師匠キャラが1人出てきて(大抵は新キャラ)教わる感じですよね。

そうやっていろいろな人にお世話になって迎えたB級ランク戦です。

しかし新しい戦法は犬飼にあっさりと防がれた上に「コソ練した?」で済まされ、 東さんには変態……もとい壁越しのスナイプをされてベイルアウト。
衝撃的な展開でした。
最初に落ちたのが修ですからね。

救いがあるとすれば、東さんが修を警戒していたことかな。
そしてその後は風間さんのアドバイスがあるなど、修の成長に繋がる一戦となりました。

 

犬飼のリアクションはワートリの中でも印象的というか、個人的にすごく記憶に残ります。
上手くなったと気付かれているのが複雑。

 

 

その6

三雲修に注目しながら観る! その7「ワイヤー戦術の導入」 

 

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【ワールドトリガー】あれだけいろんな人に力を貸してもらったのに……!

 

 

葦原大介/集英社・ワールドトリガー