三雲修に注目しながら観る! その7「ワイヤー戦術の導入」 

三雲修に注目しながら観る! その7「ワイヤー戦術の導入」 

性格と戦術がピタリとハマッた瞬間。

トリオン量とトリガーとの相性もバッチリ。
スパイダーは消費が少ない。

 

※注意こちらは『ワールドトリガー』の感想記事です。『持たざるメガネ』こと三雲修を中心とした内容になっています。それでもよければどうぞよろしく。

 

ワイヤー戦術の導入

あーあ、出会っちまったか。

スパイダー

木虎に教わった通称ワイヤー。

単独で強くなることをあきらめた(厳密には少し違うが)修が手にした新たな武器。
これで修はいろいろな人達にさらに『ウザい』と思われるようになりました。
戦術としてはワイヤーを張って嫌がらせをするといった感じ。それと同時に遊真にとって戦いやすい場を作る。一石二鳥の戦術。

自分が強くなるのではなく、エースである遊真を活かすというのが狙いですね。
しかもワイヤーは修が落ちても残る仕様なので、そういった意味でも支援しやすいトリガーと言えるでしょう。
初見だと引っかかりやすい。玉狛第2と最初に戦った人達は不運。

 

ワイヤーで転んだ香取葉子氏。
葉子ちゃんはイライラしているときの表情が一番ですね。この時は屈辱感もさぞあったことでしょう。
右足に食らったのは『鉛弾(レッドバレット)』。一発で重さは100kg前後だったかな?

 

千佳の『鉛弾(レッドバレット)』

同じタイミングで千佳も新たな武器を。

『鉛弾(レッドバレット)+ライトニング』

シールド無視で当てることができる重り弾。
弾速は落ちるのですが、トリオン量が多ければ使えるレベルに落ち着くようです。
近寄られたら『鉛弾(レッドバレット)+追尾弾(ハウンド)』という隠し玉も。

元々いい感じにウザいと思われていた玉狛第2ですが、『ワイヤーで引っ掛ける』『相手を重くする』という戦術で引くぐらいウザくなりました。主人公チームらしからぬ戦い方って感じもしますよね。
実際は色々な人に教わって、自分で考えて、ようやくたどり着いた答えなのですが(対戦相手からすれば知ったこっちゃない

ツイッターとかニコニコのコメントなどでは玉狛を倒すにはどうしたら良いか議論があったとか。
これが連載していた頃は、感想サイトでも似たような感想、考察が割りと多かったかな。
最初に落とすべきは誰か、みたいな。

一番落としやすそうな修は引き気味に戦う上に、そうすると遊真がフリーになるし、千佳の『鉛弾(レッドバレット)』もなかなかにウザい。
千佳を落とそうにも、彼女は撃つと移動する上、トリオン量が多いのでシールドがクソ硬い。
遊真は素で強いと、なかなかめんどいチームです。
まあ遊真が落ちたら終わりと考えるとバランスは良くない気もしますが。

皮肉だなーと思ったのが、この時のランク戦で修は単独で点を取るんですよね。
単独で点を取ることを止めた次のランク戦でっていうのが皮肉というか、分からないものですね。
兎にも角にも、アステロイドの『置き弾』で倒すシーンはカッコ良かったです。

 

画像は修に押し倒されてアステロイドの『置き弾』で倒された若村麓郎(17)くん。
ちなみに若村くんは「コソ練した?」でおなじみ犬飼くんの弟子である。

なんとなく修に似ている。単独で弱そうなところとか、頭を使って戦いそうなところとか。ワートリ時空なら主人公になるチャンスもあるでしょう。

 

 

その8

三雲修に注目しながら観る! その8「点を取れるのが遊真のみ?」

 

 

葦原大介/集英社・ワールドトリガー16、17