【映画感想】ヘイトフル・エイト、ブロークンシティ、酔拳
- 2020.09.11
- 映画
守りたいこの笑顔。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」より「ヘイトフル・エイト」の方が面白いと思うんだよね。
今見ると人狼ゲームっぽいなーって思っちゃうけど。敵がいることはわかっているけど誰が敵なのかわからないところが特に。
ヘイトフル・エイト
銃と死体と殺す過程があればそれでいい――って感じがタランティーノっぽい。
ミステリー要素も若干ある。ネタバレのあとで見返すのも面白い。オチがわかった上で見ると嘘付きの行動が楽しみのひとつになる。
敵を殺すのは当然として、どうやって殺すかを重視しているのが特徴的だった。
ブロークンシティ
依頼をこなしたのに依頼者が悪人だったという罠。
とはいえ視聴者から見ると主人公も悪人だったのでそっちの方が罠かもしれない。
復讐否定の要素がちょっと合わなかったし、出てくるヒロインも頭が弱いのが気になった。勧善懲悪としてはよくできているが、同時にアメリカ映画(ドラマもそうだが)の悪いところが出ている。法は絶対ではないし、女性はそんなにバカではない。
自分が出ている映画を見せる為に彼氏を呼ぶのははっきり言って無神経。役者仲間もアホばっか、ああいうのは見る気が失せる。
酔拳
じいさんが師匠ということでてっきり弱者でも使える技を教えてくれるのかと思いきやフィジカル重視の拳法だったという。
握力、脚力、タフネス、バネ、基礎能力を極限まで高めないと使えないという高難易度武術。
でもさ、そこまで鍛えたら普通の拳法でも最強なんじゃね? クルミを素手で砕く握力。じじいになっても健康でいられる、その秘訣の方がよっぽど秘技。まあ手打ちで威力が出る理由としてはある意味リアリティあるかも? あれだけ鍛えたら手打ちでも高威力。
蹴り技使いがラスボスなのがジャッキー映画らしかった。
「だが断る」の正しい使い方。悪役の要求が魅力的であればあるほど良い。ちなみに1978年の映画である。 pic.twitter.com/7k9x5uvzdS
— ルイ (@shinjo_rui) September 5, 2020
ところでこの酔拳という映画、2は地上波で何度もやっていたが、1作目はあまり放送されていなかった気がする。
1は修行パート、技の説明などが長かった。2はそこを簡易表現で済ませていた。その差かもしれない。どっちも面白いけど見やすさは2の方が上かな。
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