先がまったく読めなかった ハイキュー!! #369

先がまったく読めなかった ハイキュー!! #369

決勝とかを描くのかなーと思ってたけど全然違いましたね。

引きもまったくの予想外。

数年後て、何年後さ。1年後で数年後とは書かないよね。てことは日向達も卒業している?

 

アザラシ

アザラシ月島。

この台詞の後で回想が入る。その回想が終わりの空気感。『成長する』ではなく『成長した』という見せ方なんだよね。

技術的にはもちろん成長するんだけど、向き合い方は完成された。一生懸命向き合うようになったということがアザラシなのである。

 

影山アザラシ。

「でもお前からそれを聞けただけでここに来た意味がある」

影山も回想が出てくる。過去の、技術だけの王様の回想が。

今後も大丈夫だという成長の結果。このチームで負けて悔しいと思えるということが重要なんだよね。

 

先生

こちも回想が。

いや先生の功績はもちろん凄い。時間の確保もそうだけど、多方面へ頭を下げては練習試合を組み、そしてそもそも烏養を引き入れたのも先生だ。

それは分かるのだが、全てキーとなるやり取りに回想がある。

この時点でん? ってなるよね。何か妙だっていう。一瞬最終回へ向かってるのって思ったぐらい。

 

そして卒業

3年が最後だったのは分かるけど、残りの試合を全く描かないとは思わなかった。

日向の苦悩を描く可能性、負けた後も試合を眺めるメンバー達など、いろいろな予想があったけど、どれも無かった。

まさか話がここまで飛ぶとはね。

 

まとめ

タイトルは『飯と筋肉』

いやー怒涛の変化というか。

キャラクターがこれだけ多い作品ってダラダラしがちなんだけど、『七つの大罪』みたいになりがちなんだけど、まったく関係なく、むしろスラムダンクに近いような勢いだった。

で、この回の何が凄いってチームとしては完成されてることなんだよね。

最初、旭と西谷のやり取りで始まるんだけど、そこに気遣いがまったくない。だから励ましもしない。信頼がある。西谷が取れなかったらしょうがないって感じの台詞はチームとして完成されているし完結されている。むしろ良いところにボールは飛んで、それで負けたといった感じだ。

そしてその後の月島と影山の変化、成長。1話で全部おさめちゃったね。

田中は清子さんの荷物持つし。3年生同士での会話はあるし。描きたいことたくさんあるだろうに1話でまとめるとかどんな能力だ。

 

で、数年後と。

明確にしてないのが気になる。

ブラジルで活躍する日向を描くのか、それともこれからも俺はバレーを続けるみたいな形で締めるのか。

 

 

集英社/週刊少年ジャンプ2019年46号