【ダイの大冒険】43話「最強剣激突」感想
- 2021.08.09
- ダイの大冒険(2020)
勝利には痛みが伴う。
フレイザード同様『魔炎気』を使うあたり、やはり生みの親。
しかしハドラーにとっての勝利はダイを殺すことではなく、ダイを上回ること。
まだ生きていて欲しいと願うハドラーであった。
43話「最強剣激突」
魔法も使える超魔生物。ザムザで恐ろしさを知ったが故に、そのバージョンアップは鬼気迫るものがある。
が、それすら今はどうでもいい。
重要なのは精神がかつてのハドラーと違うこと。
地位や名誉を捨てたかつての魔王に慢心は無い。
作画も凝ってた。覇者の剣を出すところとか、飛行前のパーツとか、細かく動いてて驚いた。原作をアニメーションにしたって感じ。個性が出たね。
超魔爆炎覇
やってることは竜闘気と多分おんなじ。
エネルギーを剣にまとわせぶった斬る。行動が似ているだけに自力の差が明白に。
鬼岩城で大地斬のとんでもない威力が披露されたのに、今やアバンストラッシュすら効かない。
これぐらい時期だよね、アバンストラッシュの価値が下がるのって。未完成のストラッシュでハドラーを撃退した頃が懐かしい。
卑怯者扱い
ポップがダイを抱えて逃げるんだけど、これね、すごく面白いシーン。
ダイの大冒険って卑怯な行いは敵がするものなんだけど、だからピロロに「卑怯者」って言われるのはよくよく考えてみるとおかしな話なんだけど、でも違和感があんまり無いんだよね。
要はポップのこの行動はハドラーの覚悟を踏まえると卑怯に見えちゃう。
一騎打ちに水を差すのは敵だったら普通なんだけど、アバンの使徒が取る行動には見えない。まあ助けなかったらダイはやられていたのだろうから、ポップの行動は間違いではないと思うんだけど。
この矛盾を解消するかのように、後にポップが割って入ろうとした際にはダイはそれを拒否する。
そしてキルバーンはアバンとの一騎打ちの際にジャッジに割って入らせる。
これがこの作品における正義と悪の差。
しかしザムザはお手柄だよね。
超魔生物の完成に、覇者の剣。どちらが欠けていてもダイには勝てなかったんじゃあないか?
©三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
-
前の記事
【トロピカル~ジュ!プリキュア】23話「南乃祭り! 教えて、ローラの願いごと!」感想 2021.08.08
-
次の記事
【トロピカル~ジュ!プリキュア】第24話「熱血バトル! トロピカる部VS生徒会」感想 2021.08.15
>これぐらい時期だよね、アバンストラッシュの価値が下がるのって。未完成のストラッシュでハドラーを撃退した頃が懐かしい。
そもそもバラン戦の時点でアバンストラッシュ単独じゃ通じなくてクロコダインとの連続攻撃でやっとダメージを与えたくらいの扱いですよ
ライデインストラッシュも初戦では破られてますし
>要はポップのこの行動はハドラーの覚悟を踏まえると卑怯に見えちゃう。
そもそもポップ自身が、自分の行いが卑怯なのを否定してません
「あいつらに言われるとは思わなかったぜ」と、ぼやいてはいますが
実際、暗殺者のキルバーンやビロロがハドラーの覚悟にさして感銘を受けたとは思えないので、
ハドラーの覚悟を語った事も含めて、単なる心理的な牽制だったのでしょうね
>しかしザムザはお手柄だよね。
確か超魔ゾンビもマホイミ対策の意味があったらしいですから、そっち方面でもザムザの情報が役に立ってますね
ザムザは目立たなかったが、あれはあれで天才か。