鬼滅の刃 #181 大災
- 2019.11.04
- 鬼滅の刃
無惨さまは煽るのがお上手。
言ってることは上弦の弐と似ている。負けそうになったら無惨の方が取り乱しそうだけど。大災なのに。大災なのに!
ビンタされた輝利哉……は8歳にしていろいろ背負い込ませ過ぎでしょ。能力的には問題はないんだろうけどそれでも。
采配ミスとは思えない
しくじってはいない。しくじるとすればこれからだ。自分でせいで失敗したと思い意気消沈することこそが失敗。
というかここまでの采配は見事でしょ。炭治郎が覚醒してなかったら戦況はもっとヒドかっただろう。
スーパービンタ。
子供同士のやり取りとは思えない。いい意味で。軍の司令官と副司令官のやり取りみたい。多勢に無勢な状況で弱気になった司令官にするやつ。
「輝利哉」ってずっと呼んでたんだけど、ここで「お館様」に。
信頼の証――と、やらなきゃらならないって危機感がこのコマだけでわかる。
歴代のお館様も同じプレッシャーを感じていたんだろう。柱がいくら強いといっても犠牲は鬼殺隊の方が多いし。とはいえこれほどの危機感は過去にあったかどうか。最初の采配がこれって酷だよな。そんなこと言ってる場合じゃないってのがこのシーンなんだけど。
しつこい
飽き飽きする 心底うんざり 馬鹿の一つ覚え
からのこれである。無惨からすれば鬼殺隊は長年邪魔をし続ける者といったところか。
「身内が殺されたから何だと言うのか」
「自分は幸運だったと思いもとの生活を続ければ済むこと」
これがタイトルの『大災』につながる。台風、噴火、地震には復讐しない。
鬼狩りは異常者
まあマイノリティではあるわな。警官隊から見ても今どき刀を所持している違反者でもあるし。
無惨の方が間違っているとしても、鬼殺隊も普通ではないなとは気付かされた。メンタルが強すぎる。特に絶対に鬼を殺すという意志が。
まとめ
輝利哉がお館様としての自覚に目覚め、無惨は訊かれてもいない自己主張、「落ち着け」と言っている冨岡も耐えていたり、蛇男の琵琶女ひとりに手こずってる焦りなど、戦闘はなかったが見どころは多かった。
ちなみにサムネをビンタシーンにしようかどうかで迷った。Twitterとの連携を考えるとわかりやすくてインパクトがある方がいいんだけどタイトルを考えるとやはりここは無惨さまのターンかなと。彼がカッコいい時間ってそれほど長くないと思うし。
最近の無惨って大きなコマでカッコよく見せるシーンが多いんだよね。カリスマ性を見せてるっていうのかな。揺るぎない強さ、圧倒的な暴力、理不尽な特殊能力の前触れって感じがする。
反面負けそうになったら切れるんだろうなーと思う。それでいて勝機が見えると慢心して調子に乗りそうな、DIOっぽい空気感。だからこそ今だけでも取り上げてあげたいなーと。
このシーンがサイレンっぽかった。
ラスボス戦のやつ。
大勢を巻き込んでおいて平然と独自理論を繰り出す。それに対しての怒り。
集英社/週刊少年ジャンプ2019年49号、PSYREN-サイレン- 岩代俊明
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まず大災というなら鬼滅隊に対して感情を持つことからやめないとね。ビビったり脅威に感じたり対応したりする時点で大災には程遠い。
ましてや台風などには対策はするし、復讐はしなくても怒りはあるしね。
この頭のおかしさ、自分の超絶過大評価こそ無惨様である所以ですけどね。
>自分の超絶過大評価こそ無惨様である所以
まあ長年大勢をころしているという意味では驚異なはずなんですけどね。小物感とパワハラで株を下げちゃってる。