【ゾンビランド:ダブルタップ】前作も良かったが今作はもっといい
- 2020.10.30
- 映画
ルールに「キャラがかぶるとどちらかは必ず死ぬ」って加えときな。
娯楽映画として最高だった。ほんと良く出来てる。最近の映画でこれほどテンポ良く進むのってめずらしい。危機感はないけど飽きない。
まあ妹ちゃんは死ぬかもって思ったけどね。太ってたし。
つかみは上々
始まる前から面白い。そんな映画ほかにありますか?
ゾンビが弱いのか、この女神が強いのか。
始まって早々のガンアクションも良かった。退屈な映画ではないことが序盤で分かるのは良い映画だ。良い映画はなくならない。
ちゃんととどめを刺してるのもグッド。タイトル通りっちゃそれまでだけど。あるいは『ジョン・ウィック』の影響もあるのかな、ダウンしている相手にとどめを刺すのって。
銃の代わり
銃が無くなったことでアクションに不安を感じたが、それは杞憂だった。
車だって宙を舞う。そんな世界。
これをただの車と言って良いのかどうかはわからんが。転倒がまさか現実になるとは、当人達も思ってはいなかっただろう。まあ無双し過ぎるのもマンネリ化を招くし、これで良かった。
ビル・マーレイ
ジョークや銃の使い方、第三の壁など、ところどころ『デットプール』っぽいと思ったが、ビル・マーレイの使い方もそれっぽかった。
サービスが上手い。娯楽映画ってのはこうやるんだぞって見本。
三谷幸喜の逆って感じ。『ザ・マジックアワー』や『ギャラクシー街道』の逆って感じ。まあマジックアワーは途中まで面白かったけど。
まとめ
ゾンビを殺す過程で楽しませる構図が非常に上手い。絵的に面白くて、部分的に見返したいと思わせる。そういう魅力がある。
妹ちゃんの激太りには苦笑したが、話の流れで別れたことで割とすっきりした。映画会社、あるいは監督は役者の能力に応じて役を振り当てているのかもしれない。
新キャラのイカれた女もなかなかに魅力的。会って速攻でセックスするのが素晴らしく良かった。話のアクセントとしてもベスト。あの女、足を噛まれたと思ったが全然そんなことなかった。撃ち殺してないと予想していたが、ああいった再登場は意外。娯楽映画の生存率はキャラの魅力に依存するという意味では真っ当ではあるけど。
個人的には満足したが、しかし危機感が無いのでハラハラしたい人、ホラーが好きな人にはオススメしない。むしろ肩の力を抜いて楽しみたい人向けの映画。
© 2019 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved
-
前の記事
【週刊少年ジャンプ47号】感想 2020.10.29
-
次の記事
【炎炎ノ消防隊】2-18「聖女の苦悩」「男、突撃」感想 2020.10.31
コメントを書く