生き汚い男 鬼滅の刃 #187
- 2019.12.16
- ぼくたちは勉強ができない
縁壱も大変だったと思うし壮絶な人生だったと思うけど、珠世さんも大概よね。DVに悩まされる主婦みたいな立ち位置。
タイトルが『無垢なる人』なわけで、相対的に無惨の価値、立場が下がっちゃう。負ける前に最強から陥落なんて、そんなラスボスなかなかいない。
無惨七変化
たった1話でいろいろあった。
芸達者というべきか、漫画としてペースが早いというべきか。
暴力的な生命力に満ち溢れている無惨さま。
斬られ、そして困惑する無惨さま。
即落ち2コマじゃないんだから。
怒る無惨さま。
戦う前は余裕だったのが面白い。
さらにこのあと1800に飛び散るんだから、ほんと芸達者。とはいえこの行動が彼の命を守った。逆に言うと次はこうなることを予想し、対策する必要がある。炭治郎は十三個めの型を知りたがっていたが、それだけでは足りない。
嫌なシーン
実は今回イヤだったのは無惨を取り逃がすシーンではなく、縁壱が追放されるシーン。
こういうシーンあんまり好きじゃあないね。縁壱のおかげで鬼を倒せるようになったんだろうに。
炎の剣士が止めているようで、そこは救われるが。
まとめ
炭治郎視点での縁壱が哀しすぎたが、しかし最後に救いもあった。そこが鬼と人との違いか。
とはいえ人の醜さを目の当たりにすると救う価値があるのか迷う者もいるだろう。幸か不幸か、縁壱は最期まで人の側だったが。
珠世が支配から逃れられた理由も分かってよかった。その珠世も、今はもういないわけだが。
集英社/週刊少年ジャンプ2020年3号
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