スラムダンク|木暮を侮るのはそもそもおかしい

スラムダンク|木暮を侮るのはそもそもおかしい

陵南戦の終盤での木暮のシュートは印象的だし感動もする。しかし練習試合の時点で木暮は決めまくっていたので警戒しないのはそもそもおかしい。なんてことを考えてたら書きたくなった。

そんなわけで今回はメガネ君こと木暮について。

 

vs陵南(練習試合)

序盤死ぬほどリードされるやつ。

途中で赤木が交代。そこから桜木に注目が集まるんだけど、同時に木暮のターンが始まる。パターンとしては流川警戒からの木暮へのパスが増える。

桜木→木暮のパターンは何度もあってスリーも決めている。個人的には結構目立った印象だ。しかし田岡監督は桜木へ意識が向いていたのか、木暮への印象は薄かったように思う。そもそも桜木は試合前から不遜な態度だったし、始まったら始まったでアホっぽい見た目に反して頭が切れる(かも)とか、何気にドリブルが上手いとか、なにかと目立ってしまった。

ちなみに湘北ベンチでは木暮が決めると「絶好調」と割りとテンションは高め。

 

vs陵南(決勝リーグ)

湘北にリードされてから(いろいろあって湘北は無双状態だった)田岡監督の良いところが出た。ファウルトラブルなど不安要素についての読みは概ね正しかったしそれは良いのだがしかし――

なぜか終盤で木暮より流川を警戒

まあ流川警戒が悪手とは言わんが、池上への指示は結果として痛かった。

作中ではベンチ要員とはいえ木暮を舐めんなよって空気があったし、多くの読者もそう思っていたようなので漫画としては成立しているのだが、リアリティにはやや欠けている。だって練習試合での木暮を思い返すと違和感が残る。かなり残る。

練習試合で桜木→木暮のパターンで決められてましたやん――みたいな?

指示された池上も疑問に思わなかったのか、とかね(監督の指示なのでしゃーないっちゃしゃーないけど)。ちなみに練習試合では木暮をマークしていた池上である。フェイントに引っかかっていたりもした。練習試合の時点で痛い目に遭っていたのである。

 

まとめ

木暮の評価って低すぎじゃね? と思ったので書いてみた。

厳密に言うと決勝リーグの陵南戦まで低かったよねっていう違和感を払拭したかった。といっても木暮を強キャラとも思っていないわけだが。どちらかというと才能はあまりないけど努力でバランス良く技術を磨いた印象。こういう個性は漫画だと目立ちにくい。

ちなみに田岡監督の采配について批判したいとか、そういう意図はない。むしろ結構好きなんよね、田岡さん。福田に対する気遣い、意見に対しての判断とか。その辺についてもいつか触れられたらと思う。

 

 

言うほど木暮について書いて無いってか? いやいや陵南戦で決めていなかったとしても木暮の評価は変わらないってことが重要なのよ。木暮の強さはある意味で不変。チーム内に限って言えば最も安定している。