レビュー|週刊少年ジャンプ35号

レビュー|週刊少年ジャンプ35号

『アクタージュ act-age』が面白い。役割と団結の同時進行。強すぎる個性が迫害されない。むしろ歓迎される。同志とは孤独の解放なのだ。

 

ワンピース

ここに来て何かが足りないはおかしいと思ったけど、「夢」ってワードを使いたかったのか。

ともあれ団結できたようで何より。数の多さと展開的にはインペルダウンに近いかもしれないな。そういう意味じゃこれだけではカイドウには勝てないってことだな。

 

ハイキュー!!

この漫画の面白いところは日向が劇的に活躍したとしても、長所だけで物語が完結しないこと。小さな巨人対決というのであれば総合的な強さバランスも求められる。空中でのトス、エグい角度のスパイクが日向にできるかというとそうでもない。

過去の小さな巨人も同様だろう。彼は影山なしで小さな巨人と呼ばれた。白鳥沢の監督などの記憶にも残った。総合的にはすごかったのだろう。

 

ブラッククローバー

ダンナ生きてたんかい。驚き。でもこれ戻らないんじゃないかな。

 

鬼滅の刃

下限とはいえ壱なので強かったと思う。柱になる前って考えると大した才能……あるいは執念。

最後に鬼殺隊最強が登場。無理な気もするが期待しちゃうな。

 

呪術廻戦

お前もイケメン狙ってたんかい。

漫画にでてくるメイドってなんでみんな強いんでしょうね。

 

ぼくたちは勉強ができない

スレンダーも悪くない。

こいつも結局イチャイチャモード入るよな。この瞬間だけは君が正ヒロインだ――みたいな。

これもう男増やした方がバランス取れるかもしれんな。

 

Dr.STONE

人気投票トップ3が全員男ってめずらしいな。作者の推しがそのまま上位になった気がする。

コハクも思考が科学マンになった。いや科学ウーマンか。頼もしい。危うく千空パパの努力が無駄になるところだった。

 

科学と魔法の格闘家たち

少年向けにカスタマイズされたなにか。ジャンプというよりコロコロって感じ。

でも設定は面白い。魔法vs科学とか考えなかった子供いないでしょ。宮崎駿の世界vs押井守の世界――みたいな。

 

アクタージュ act-age

個性ってこうやって見せればいいのか。って思った。

メガネがそれぞれを判断していくんだけど、メガネもまた個性を理解されている。そのやり取りが最高。

とはいえメガネの絵での心理学は未完成もいいとこだったが。会話がなかったら理解できなかったパターンがほとんどですやん。あと多分白石さんはどこか抜けてると思う。どっかで天然発揮して呆れられると思う。その時は王賀美がフォローすると絵的に面白くなる。

団結力が一気に増したので不安が消えたのだが、だが返って相手を応援したくなる心理も生まれる。そのタイミングで場面が切り替わる。上手い構成。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん

HUNTER×HUNTERかな? お願いならオッケーみたいな。

でもリスク・リターンは基本同じという罠。序盤で使う能力じゃあねーな。まあ運勢操作で勝ったとしてもリターンが大きいという理由で危ない目に遭いそうではあるが。

 

 

集英社/週刊少年ジャンプ2019年35号