『FREEZE(フリーズ)』がドキュメンタルより圧倒的だったお話
- 2019.03.05
- バラエティ
『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』の感想・レビューです。
『ドキュメンタル』と比較して低評価といった人が多かったので、今回はそれを踏まえて書いていきましょうか。
ドキュメンタルは全員芸人だったから面白いという間違い
芸人(だけが)すげー論を未だに掲げている人がいるとしたらアホだなーと思うのですが、それでなくても序盤に芸人が脱落したのを見て不平等って言ってる人はアホだと思います。少なくともフジモンのリタイアは正しいでしょ。ユカイ(ダイヤモンド☆ユカイ)と回転竹刀の組み合わせの時点ですでに取り乱してましたし。
ユカイ、諸星やら芸人以外が出ているということで、面白くないという先入観が強かったようなんだけど、これって究極的に言うとただのゲームなんですよね。不動を貫けるかどうかというゲーム。なのに視聴者の幾人かは笑わせるという要素にこだわっていたようで、常にドキュメンタルを前提にして見ちゃう。別のゲームなのに。それこそゲームで例えるならストリートファイターシリーズとギルティギアシリーズぐらい違います。ジャンルは同じでも全然違う。別物です。
で、このゲームの何が面白いかというと耐えている人間を見るのが面白いんですよ。リアクションをする芸人が面白いわけじゃあ無い。そこのズレがそのまま評価のズレになってるんですよね。
危険だから、とかどうでもいい
未だに勘違いしている人が多い。危ないとか、ケガしたらどうするのとか。それはそれで優しい意見だとは思うのだけど、ちょっと的外れ。
ほんとに危険なことをしていたら、ケガ人が出ていたら配信なんてとてもとても。
で、こういうことを言うと真似する人がいるとか、そういったことを言う人が必ず出てきますが、そう言う人が多いからテレビでは放送できないわけです。Amazonプライムで配信されているわけです。順序が逆なんですよ。なぜテレビで放送できないのか、それを考えましょう。いやほんとに。ほんとほんと。マジでマジで。
あと危ないの定義もおかしい。タランチュラより竹刀の方が危ないからね? ヘビだってそう、あれは気持ち悪いと感じる人がいるだろう。そこを狙って放ってるわけです。危ないわけがない。危なかったとしても、それは人が自動車に轢かれる確率よりずっと低い。
ちなみに同じ人が何回も攻撃されて不平等と言っている人がけっこーいたけど、一度攻撃された人が次は攻撃されないだろうという先入観があるのであればそれを裏切るのは当然の行動の1つであって、不平等とかは関係ないです。そもそも一度外して同じ人、というのは松本人志がよくやる手なので、むしろ普通。
まとめ
ドキュメンタル同様、長く感じたのですが、こちらのほうがまだ見やすかったです。雑に見ても、切り取って見ても面白いパートが多かったのが良かったですね。逆にドキュメンタルは流れがあって、つながりを知った上で見ないと笑えない部分も多いです。というかドキュメンタルのほうが不平等だった気がする。たまにチーム力で個人を笑わせにいったりするし。完全アドリブに見えて、過去に使ったコンビ芸とか使う人もいたし。あれじゃ完全な個人は不利でしょ。
とはいえ笑いは食べ物のようなもので、好みによる差も大きいです。なので絶対的にこちらが面白いということはないはず。本来なら個人的にはこちらのほうが好みとか、その程度の感想です。ここはその程度のブログです。
今回こういった書き方をしたのは、ドキュメンタルと比較するにしても笑いとは違う部分で比較している人が多かったからです。芸人の『芸』の部分を意識している人が多かったからです。おそらくドキュメンタルの芸人に向けた笑いを自分(視聴者)に向けた笑いと勘違いしている人が多いのかなーと。どちらも狭い空間でゲームをしましょうって感じの、視聴者視点だとそういった内容のものです。笑いとして優れたことをしようというのはあくまで松本人志の考えであって、見る側からすればそこは考える必要はないです。一般人から見ればただの娯楽の1つですからね。
板尾創路に出てほしかった。
-
前の記事
上野さんは不器用 第9話「ジゴスパッツ/SQ水」感想 2019.03.05
-
次の記事
週刊少年マガジン14号 感想 2019.03.06
コメントを書く