ワールドトリガー 第194、195話の感想
- 2020.04.03
- ワールドトリガー
二宮が、修が二宮隊の驚異になるって思ってることがバレた瞬間である。
傲ってそうで傲ってない。
慢心してそうでしていない。
だからこそ勝利に意味がある。終わってみれば修の狙い通りだった。
二宮さんは……ぼくと空閑で倒す!
頼り無さそうだけど頼りになる。それがメガネくんである。言うてしくじることもあるけど。
ヒュースが落ちていなかったらもっと楽に動けたんだろうけど、頼ることはあっても頼りすぎることはない。ここまでの流れもまたプランのひとつ。意外なことに想定範囲内。
素のライトニングかアイビスだったら1人落とせてただろ、と言われたり。
三雲の覚悟が足りなかった、とか言われていたけど、そこも込みでの作戦。
と同時に分かる、A級連中をも騙せる策をで挑んだ修の周到さ。
小南先輩の動きを追っていくのも面白い
辻が修を狙った時の「ちがう!」とか、二宮狙いの弾が避けられた時のリアクション(追尾弾(ハウンド)狙いを知らなかったらしい)、勝利時の喜び方。
ただの観客である。
修ととりまるの「勝った」とは対照的よね。
ちなみに木虎は動じていなかったので知っていたのかもしれませんね。まあ単に信じていただけかもしれないけど。
まとめ
ランク戦では一番鳥肌が立った。
まあここまで長かったっていうのもあるけどね。
ただそれ以上に展開がすごかった。観客席にいる猛者がミスリードになっていて、読者視点だと打つ手が無いように見えちゃうんだよね。二宮隊との壁の厚さを思い知らされるっていうか。
千佳の撃てない→撃つの流れも良かったんだけど、終わってみればそれも策のひとつに過ぎない。
隠し玉ならぬ隠し弾。修の『追尾弾(ハウンド)』は大勢の意表を突いた。
と同時に彼が二宮を侮っていなかったことがよく分かる。おそらく修は二宮の避け方もシミュレーションしていたのだろう。
余談だけど、ネット上には『追尾弾(ハウンド)』を使うと予想していた人がいるそうな。やりますね。
説明シーンのタイミングで予想したらしい。
集英社/ジャンプSQ.2020年5月号
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