『僕のヒーローアカデミア 23』感想・レビュー
- 2019.05.04
- 単行本(コミック)
A組とB組の決着とか、異能解放軍とか。
勝ったのは主人公サイドだけど、心操くんとか物間が良かったですね。キャラクターとしての個性という意味では勝っていた。
キャラといえばヴィラン連合も良い味出してる。消耗しながらも前へ。そこがいい。
A組vsB組 決着
堀越耕平・集英社/僕のヒーローアカデミア 23
相変わらずすんごい格好してんな、ミッドナイト先生。どうやって着て、付けてんのって感じ。真ん中の部分が谷間を通過してるのがエロい。
勝者はA組。まあこうなるしか無いわな。爆豪が勝つとデクも勝つ。それが運命。
工夫や発想は物間寧人がすごかったようにも思う。彼は使える武器を理解し、それを適切に行使できる。頭はアレだけど、リーダー気質ではあると思う。個性をストックできるのも強い。スカもあるけど。
『スカ』はエリちゃんと対面する前の布石だったように思う。コピれない理由としては面白かった。制約に救われたね。デクが持つ個性をコピってたら大惨事になってた可能性もある。
成長したふたり
堀越耕平・集英社/僕のヒーローアカデミア 23
これ通行人とかに当たらないように上から撃ってたのか。
これもまた成長。敵を倒すだけがヒーローではない。
堀越耕平・集英社/僕のヒーローアカデミア 23
カッコいい焦凍。絶対強い。
元々強かったのに。いよいよ何でもありだな。近距離が弱いとか、それぐらいの欠点でバランス取って欲しい。
異能解放軍
新しい敵。まあヴィラン連合もデクたちからすれば敵なんだけどな。
でも読者視点だと倒すべき敵って印象が強い。宮下は可哀想だったね。有能だったよ(ほとんど出番なかったけど
堀越耕平・集英社/僕のヒーローアカデミア 23
死柄木のバックボーン。
やべーやつだけど、もうひとりの主人公って感じがする。以前より凄みが増した。
堀越耕平・集英社/僕のヒーローアカデミア 23
このカットがかっけー。
満身創痍。でも玉砕覚悟ではない。前へ進むための戦い。
まとめ
模擬戦から血なまぐさいシーンまで、ヒロアカにしてはめずらしく波が激しい。
拷問シーンとか今まで意外となかったよね。指があちこちってくだりは最近の少年漫画じゃあまり見ない。HUNTER×HUNTERっぽくもあるけど、あれはもう連載しているかしていないかわからん漫画だしな。
堀越耕平・集英社/僕のヒーローアカデミア 23
心操の思考回路はすでに大人のそれ。
こういうキャラは伸びる。個性が強すぎるのが気にはなるが。初見殺しとしては最強クラスだよね? 能力知らなかったら上位ヒーローも危ういんじゃない? そういう意味でもイレイザーヘッドに似ているな?
芦戸のおっぱい狙いの峰田とかも見どころっちゃ見どころ。
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ただこの勝負はデクを助けようと間合いを近づけたりしてB組の作戦も崩壊したりB組がヒーロー志望であるからこその敗北であり、純粋に実力によるデク達の勝利かと言われると怪しいものがありますよね。
相手が実際にヴィランならデクの様子なんてチャンスにしか思わずに、他を攻撃したりしてると思います。
物間がデクの個性でのケガを見たことないならともかく自傷を体育祭で見てるから調整とか考えるだろうし、正直デクの心配はどっちにしろなかったと思います。
それにデクは5%を常時使ってた時に、爆豪の大爆破を使った時の反動だけで肩を外したのでヒーロー科ではそこまで筋力ある方ではないはずなんで、物間がそこまで筋力劣ってるとも考えにくいんですよね。
心操見て思ったんですが、相手を助ける事が頭にあるなら別にそれ以外の事も考えていて良いんじゃないですかね?色んな感情あっての人間ですし。心操の個性は初見では無敵でしょうが、ある程度知名度高くなればタイマンだと使えない気がして、トップにならずに知名度低い中堅所で使う個性って感じがします。
敵連合もなんですが、本来デク達ではなくプロヒーロー達が戦うべき相手なんですよね。
>純粋に実力によるデク達の勝利かと言われると怪しいものがありますよね。
まっとうな試合ではなかったのは確かですよね。そもそも本来なら中止のような戦いでした。
心操は将来的にはイレイザーヘッドぐらいの位置に落ち着くような気もします。トップ10には入らないけど一部では評価される、みたいな。
デク達は最低でもプロ上位ぐらいの強さが必要になってくるかもですね。救助ではプロに劣るとしても、それぐらい強くないと今後は厳しそう。