ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 第26話「ほんの少し昔の物語 〜ぼくの名はドッピオ〜」感想

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 第26話「ほんの少し昔の物語 〜ぼくの名はドッピオ〜」感想

血だらけの男がカエル持ってる絵って、この作品以外にあるぅ?

しかも額には『なにか』がある。得体の知れないなにかが。

ホラーというならドッピオそのものがホラー。

 

 

『ボス』の回想

獄中出産。目を開いているのは『悪魔の子』だから。良いアニオリ。

しかし看守達もどこか呑気してるよな。性行為以前につい最近まで妊娠してなかった女が妊娠したという事実に対し、血の気を引くぐらい慄け。

ドッピオとして見せてはいたのだが、村を燃やしたのがドッピオとは考えられない。思うにドッピオというのはボスにとっての隠れ蓑なのだ。DIOがプッチ神父を利用していたように、ボスはドッピオを利用しているのだ。

 

Fortune Teller

占い師のチカ・ラー。

『ローリング・ストーンズ』の本体(突然のネタバレ)みたいなこと言ってんな。スタンド使いだったんじゃあないか。才能で済ましていいレベルじゃねえでしょ。

そして荒木飛呂彦はこのあたりで未来が変えられなかったとしても受け入れたら幸せになるという理論を展開し始める。ダメージはもちろん、死ですら受け入れたほうがラクになるといった理論だ。6部あたりは逆算して物語を作っていたのかもしれないな。

 

(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/ 集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

 

途中から手が入れ替わって狂う感じがジョジョっぽかった。

定期的に自分の手相を見ていたら始末される未来は変えられたかもしれないが、変えない方が彼にとっては幸福だったのかもしれない。

 

とうおるるるるるるるる

一瞬、ほんの一瞬だが石田彰の声で再生された。

タクシーのあんちゃんに変な絡まれ方していたが、真の恐怖は目玉に指を入れた後に訪れたな。プルプル目玉から唐突な電話。怖すぎるわ。まともじゃあないという空気感が凄い。

リゾットの変なポーズ……もとい能力も似たような空気。体内から出てくる金属。ダメージより異物が出てきたことへの恐怖が強い。という見せ方が上手い。いや実際肉体的ダメージも大きいよな。バトル後は何事もなく回復するけどさ。

 

 

ギャングって胸元開いた服が多いよね。目立つことを好んでるんじゃあないか?