【漫画】『範馬刃牙/板垣恵介』 vs勇次郎の感想
- 2019.03.27
- バキシリーズ/板垣恵介
家に来てテーブルを割いたり、再び来てはご飯食べたり、息子を招いたり、じゃれ合ったり、おねだりしたり、いろいろな範馬勇次郎が見れて改めて読むと、通しで読むと意外と面白い。
――がッ! 今回はその後の感想です。
ゴキブリダッシュ
これが当時のバキの最新。270キロでてるかはわからんが、速度があるからどうのこうのって説明で凄さが分かる。素足なのに割れたガラスも平気みたいな。まあ目玉で指を折っちゃうぐらいだし。そりゃあ凄いでしょうよ。
液状化から気化。
鞭打、克己のマッハな攻撃の上位互換になるのかな。その辺の凄さも勇次郎がわざわざ語ってくれる。意外と知識系キャラでもあるから説明上手いよね。
でもこれ当時の最新なのに最初に使った技術というのがややこしい。
意識の引き金(トリガー)
マジで察知する0.5秒前。
ゴキブリダッシュの後に披露した引き出し。
でもこれオリバ戦で使った技術なんだよね。パワーアップする前の技術ってことでちょっと妙な展開だ。作者の頭はどうなってるんだ。
ちなみにオリバはダウンしたが、勇次郎は倒れなかった(本人曰く「ダウン」らしいが)。面白い脚の動きで回避した。手をついてないのがポイント。
「この親孝行者めが」
一番書きたかったやつ。
バキが象形拳を使った時の勇次郎のリアクション。厳密にはトリケラトプス拳。
勇次郎は幼少期から恐竜と戦ってみてえ――という夢(?)があったらしく、それをバキが叶えてくれた。なので「親孝行者」なわけだ。なにかと変に話が動く範馬刃牙だったけどこの流れは有り。ストライダムとのやり取りもあったし。あれも布石といえば布石だったのだろう。
がっかりポイント
とりあえず『ドレス』
ハッタリがちょっと強くない? オチは人間ヌンチャクということで、確かに怖いんだろうけど、そこまでか? これなら重火器のほうが怖くない? 米兵がこぞって逃げた技術としてこれでいいのかなあ。
範馬勇一郎に関しては有り。ちなみに独歩とは面識がある。
エア夜食
我を通したバキの勝ち。
味噌汁を作る過程は何度見ても笑ってしまう。感動ポイントのはずなんだけどね。バキが望んでいたことだから。
でも『エア夜食』って見開きで来られるとちょっと、いやかなり面白い。
豆腐、ネギ、カツオ……の出汁だったか。見ている人にも分かる所作らしいのだが、それはそれは凄い技術なのだろうが、やっぱり笑える。
しかもこれがしょっぱい。
それに気付く息子、それを誤魔化す親父。
「思い当たるフシがある」って……だからバキに指摘されたとき汗かいてたのか。超恥ずかしいな、親父。
エア味噌汁でしょっぱいってのがこれまた凄いんだか、面白いんだか。どこで間違えたんでしょうねぇ。具材にわかめがあればまだ分かるんだけどね。しょっぱい理由が。
まとめ
通して読むと意外と面白い。
読むのに速度が必要。ゴキブリダッシュぐらいの速度が。遅くても1日以内で読み終わりたい。バキvs勇次郎はそんな漫画。
書いてないパートで面白かったのは『虎王』、死刑囚の気持ちが分かる、人形かな。人形はオサムライらしいのだけど、バキが親父の為に、そしてその親父こと勇次郎がポケットに受け取ったオサムライを入れるのが良かった。
オリバが虎王について知ってるという。博識というか、虎王が有名と見るべきか。
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