刑事ゼロ 第5話の感想(ネタバレ有り)
- 2019.02.08
- 国内ドラマ
たまには国内ドラマの感想でも。
トリックが良かったですね。現在と過去の事件を追って、交わるといった流れも悪くない。でも人間ドラマはダメ。この辺が見辛さが国内ドラマの欠点よな。なにをやってもテンプレになるっていう。
犯人はアリバイのあるあなた
村での殺人事件、その犯人が村にいなかった村人っていうのが面白かった。川を利用した良いトリックでしたねぇ。金田一にありそうではあるけどさ。実際にやったら無理が出そうなところもそれっぽい。そういう意味じゃあリアリティは無い。でも誰が犯人なのか、推理することが前提のエンターテイメントとしてはやはりよく出来ていたと思う。
八咫烏がどうとかってのはどうでも良いんだよね、この際。重要なのはタタリではないことを前提としてトリックと犯人を暴くこと。その次が動機かな。
ただよくあるシーンでちょいと萎える。「証拠はあるんですか?」とか、「あなたのやったことは立派な殺人」とかね。恋人を殺されて、正当防衛で相手を死なせた……この流れをもっと生かしなさいよ。なぜそこでありきたりな台詞を使うのか。古い人間が脚本でも書いているのか、あるいはこれが日本のドラマの限界なのか。お前ら警察が第1、第2の殺人を防いでいたらそもそも今回の事件は起きてないわけで、そう考えると君らも反省せなあかんよ?
まあでも悪そうなのが良い人だったという流れと、死にそうなのがいかにも死ぬといったテンプレに関しては良かった。王道といえば王道。
風が布石だったとはね。
まあ『風が強い』で『風力発電』を推理しろってのはさすがに無理よ。
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