週刊少年ジャンプ12号 感想

週刊少年ジャンプ12号 感想

『ハイキュー!!』が7周年らしい。長いようで、え、まだこんなもんなの? って感じもする不思議。7年で36巻って考えると最近のジャンプでは良いペースだし、長い方だけどね。

今週は読切とぼく勉のナースが良かったです。

 

 

ハイキュー!!

憧れは捨ててきた。

辞めたとしてもそれはそれだしね。続けていたとして、それで活躍していなかったとして、当時憧れた記憶に違いはないだろう。なにより『今』バレーをしている理由ではないし。やりたいからやっている。これほど純粋な理由はない。

それはそれとして気遣う冴子さんが良かった。

 

Dr.STONE

麦isパワー。ってわけでもないけど、なにか妙な空気だ。食に困らないということはリアリティを考えると保守的になりそうな気もする。現代人がそうだよね。衣食住が守られると案外夢とか追いかけたりしないものだ。お金と余裕と何よりモチベーションが重要ってだけのことかもしれないが。

争いが起きる分岐点でもあるよね。勝手なイメージかもしれんが、必死さがなくなったり、通貨が生まれると、戦が起きるイメージがある。

『黒の宝石』に関するネタは良かったと思う。イノシシの使い方と行動がいいよねー。ちなみに相良油田は精製しなくても使い勝手が良いそうですよ。

 

ワンピース

エネルとか懐かしいな。覇気なしだと厄介なキャラクターだったよね。ルフィがゴムゴムの実を食べてなかったら負けてたと思う。

『男殺し』ってそういう。でもこの世界観だと意外と盲点よな。急所って覇気なしだとガードし辛い気がするし。

 

僕のヒーローアカデミア

『スカ』ってワードのチョイスは微妙だよな。まあ物間視点だと言いたいことはわかるが。

こういったコピー能力の設定は結構好き。黄瀬とかのコピーに通じるものがある。彼のも最初は万能っぽかったけど、身体能力に依存してたしね。できない場合は別のなにかで補わないといけない。

(鋭いのに鈍いな半分ヤロー)

面白い言い回し。

今週は後はエンデヴァーかな。子煩悩っていうのかね、こういうのは。

 

火ノ丸相撲

冴関に近い位置にいる者ほど感極まるんだろうな。この感じは伝わりやすい。共感しやすい。

ヒカルの碁の伊角さんに近いな、この感覚は。

 

アクタージュ act-age

「どうぞ僕たちの芝居を観に来てください。皆さんの判断に任せたいです」

成長しすぎ問題。こいつもちょっと似ているかもしれない。伊角さんに。成長後はめがっさ頼もしくなるパターン。

七生が可愛かったですね。なぜ酔うのか。いや、案外そういう人って多いのか?

仲間が頼もしかったけど、大人勢が警戒していたので若干面倒なことになりそうだ。

 

ぼくたちは勉強ができない

「こんなチャンス」て親父。でも仕事になると男の顔になるんよね。良い父親だ。

「好きに生きろボケ」で異性を感じた感じかな? さてどうなる。

 

集英社/週刊少年ジャンプ2019年12号

 

それはそれとしてナース最高。

 

ファンタジーズ

読み切り。

面白いし、よく出来ているのだが、ちょっとワンピースの第1話に似ている気がした。

ゴーレムハーツの作者だってことは後で気付いた。絵上手くなってんなぁ。話は、まあ話は前回も読切時は面白かったっけか。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん

びっくりするぐらい暗いオチだったな。いやほんと驚き。でもこの作者話作り自体は上手いよね。案外ラブコメよりスリラーとかホラーとか、あるいは推理ものとか、そういう方が向いてるかも。

ほんとに来る未来かもしれないって捉え方になるのかな。無理やりポジティブで終わりそうな予感。

 

ne0;lation(ネオレイション)

前半は話が頭に入って来なかったが、戦いのフィールド自体は完全に理解した。多分これ勝った後で移動手段を手に入れる形かな。大人がいないとチームとしては機能し辛いし、落とし所としてはそんな感じになるだろう。

問題があるとしたら、これもうチームがあった状態で連載したほうが良かったんじゃね? ってことかな。チームがあってヒロインが依頼者――みたいな。後からメンバーが増えるのっていうのは今のジャンプには向いてない。昔なら大いに有りだったけどね。そういう意味じゃ今週の読切はすごくいい。

 

 

シティハンターの記事がちょっと面白かった。冴羽獠はキャラクターとして魅力あるんよなぁ。軽さと強さのミスマッチがマッチしている感じ。