【魔女の旅々】第9話「遡る嘆き」感想

【魔女の旅々】第9話「遡る嘆き」感想

ありがとう!

これで過去に行ってもう一回遊べるドン!

4話の方が普通に暗い。あっちは記憶失った上に民を全員殺し、復讐も完了してるからね。

 

うなじの感じとか、首のラインはエステルちゃんと同じ

この父親やべーよ。

でも生き残るんだよね、この世界線だと。そっちのほうがやばくね?

 

守れないその笑顔

過去に戻って、親友でもなんでも無いただの殺人鬼をもう一度殺すという善行。

こっちの世界線の方が被害者は確実に減っている。って、これハッピーエンドじゃねーか!

トランクスが未来から来てくれたおかげで被害が減ったのと似たようなもんでしょ?(元いた未来では何の変化もないが

 

悲しい記憶も無くなってめでたしめでたし。

『セブン・シスターズ』みたいなもんよね。主人公視点だとバッドエンドだけど、世界的にはハッピーエンド――みたいな?

 

4話との違い

4話は権力者が国を滅ぼしたバッドエンドで、9話は権力者がバッドエンドを迎える。

こっちの世界でいうと前者が日本が滅んだエピソードで、9話が国内の上流階級が失敗したというエピソード。

やっぱり4話の方がバッドエンドじゃないか。

ちなみにエステルが権力者、上流階級ではないという見方は無い。国王から直接命令を受ける立場にあるのだから、相応のちからを持っていると見るのが妥当。というか、だから過去へ行けたと考えた方が自然。一般ピーポーにはそんなこと逆立ちしたってできやしませんよ。

 

バッドエンドとは

記憶が代償というのも運がいいのか悪いのか。

兎にも角にも代償がリスクになってない

ちゃんとしたバッドエンドとは、重要な記憶は無くなるのに、親友を殺した記憶だけが残るというものである。

親友の記憶を無くして哀しむのはイレイナぐらいのもんでしょ。

記憶を取り戻すためにエステルがまた過去に行こうとしていたらそれはそれで悲劇ではあるが。

 

【魔女の旅々】第4話『民なき国の王女』感想

4話は個人的にはハッピーエンド。目的を果たしているからね。

ちなみにイレイナよりもミラロゼの方が魔女としては圧倒的に強いので、無力感はこの時点で無いとおかしい。自分より強い魔女でも人生思い通りになってないという実例がこの時点であるのだから。

 

まとめ

そう私です 悲しいことに そう私です

川柳かな?

殺人鬼には殺人鬼の縄張りや個性があるので、そこを知らないのに親友気取りとはぽんぽんが痛い……もとい片腹痛い。エステルが彼女とのあいだに友情を感じていたのだとしたら、それこそ狂気。恵まれた奴が、貧乏人に友達になってあげると、上から目線で言っているのと変わらない。

事実、彼女には親友はいなかった。

勘違いしていたのはエステルの方だった。彼女は親友なんていないと最初から言っていたのだ。

親友を2回殺したのではなく、はじめから親友などいなかった。ただ殺人鬼を殺しただけ。

って、そんなことももう考えられないか

おそらく原作のほうがちゃんとした作りになってたんだろう。アニメ化の際にいろいろ端折られたに違いない。個人的にはその部分が気になる。

 

 

© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会