独断と偏見による2018年国内ドラマ TOP3

独断と偏見による2018年国内ドラマ TOP3

出し惜しみとか面倒なので1位から。

というかサムネでネタバレしてまんがな。

 

 

黒井戸殺し(単発ドラマスペシャル)

アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』より。といっても原作と違う部分もあるのでファンからは顰蹙を買ったとかどうとか。

しかしこのドラマ単体で見て面白かったので、それでいいと思ってる。

推理ものとしてやっていい悪いの境界線上で作られたようなものなんだけど、それもどうでもいい。面白ければジャスティス。

そもそもこのドラマの良さはネタやギミックだけではない。飽きさせない見せ方。そこが上手い。三谷幸喜の良い部分が出た。コメディだけだとコケやすい三谷幸喜だけど、ミステリーとの相性は抜群。

あとめんどくさい探偵役と助手役の相性もいい。そしてその助手を信頼してないってのがもっといい。2018年というより、単発ドラマとして過去最高に良かったかも。野村萬斎より大泉洋が良かった。どことなーく軽い空気にさせる(人が死んでるのに)。

 

義母と娘のブルース

メガネをかけた綾瀬はるかが主演のやつ。

面白いというより、好みに合う部分があった。というか綾瀬はるかが良かった。クールで平坦な口調が良かった。論理武装が面白いよね。それでいて現実や常識と衝突したり、周囲を困らせたり、困らされたり。

竹野内豊も良い役を演じていて良かったと思う。逆に言うとこのふたり以外はいいところがあんまりない。

 

大誘拐2018(単発スペシャルドラマ)

誘拐された側が主導権を握るやつ。というか誘拐犯の3人がバカ。

『運命』の使い方(出会いとか過去の縁とか)がちょっとわざとらしいし、計画性の無い犯罪ということで、序盤はイマイチだったんだけど、誘拐されたとし子の動きが良かった。やはりある程度の知性は必要。

話の構成はサスペンスにかなり近い。その巧みさが面白さにつながっている。

これだけ世間を大騒ぎさせておいて大団円というのは納得がいかない視聴者も多いと思うが、個人的にはこういったオチのほうが好き。善悪の帳尻というのは合わないことのほうが多いし、彼らは本質的に善人である。故にとし子も信頼したのだ。

 

 

ドラマの感想はサムネに困る。